【2/23 オーガニック給食講演会】アーカイブ配信&質問回答

『南出市長の考えるオーガニック給食とは?』講演会にご参加の皆様へ

~アーカイブ配信のご案内~

2024年3月吉日

生活協同組合コープ自然派 給食連絡会

この度は、イベントにご参加くださりありがとうございました。

『南出市長の考えるオーガニック給食とは?』講演会のアーカイブ配信のご案内です。

アーカイブ配信URLをクリックし、パスコードを入力していただくと視聴できます。

【アーカイブ配信URL】
https://us02web.zoom.us/rec/share/F9Leu63pmVYFhEydofr0U7EjxFStUiTP45qpGR214hEIHOs_GJhJfMZtpVmoI2Zy.XVFdka9AlieWF-py

パスコード:nqjM%T7U                    ※視聴期限:2024年4月末迄

※動画には字幕が出ますが、画面右下の[CC]のボタンを押すと字幕が消えます。

南出市長より質問回答

講演会で回答できなかった質問について、後日南出市長より文書で回答していただくことができました。
以下、転載いたします。

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①職員の方が積極的に連携先を見つけてくるとおっしゃっていましたが、どこの部署が中心的に取り組んでいらっしゃいますか?農政課ですか?教育委員会はどのくらい協力的にかかわってくださっていますか?

→講演の中でお話したとおり、本市では「官民連携・市民共創」の考え方のもと、
民間事業者や大学、自治体等と連携し社会課題の解決につながる様々な取組みを実施しています。

 これを体現するために、民間事業者等との連携や市役所内の事業担当課との調整を担う部署として
「成長戦略課」を設置しており、当該課が中心になって連携自治体との協議・連携を進めています。

 また、教育委員会とは、教育長との協議や総合教育会議での議論など意見交換する機会を積極的につくることで、
方向性について共通認識を持つことができており、連携して取組みを進めることができています。

②流通改革をするために、JAや卸業者など既存の方との交渉はどのように進められましたか?
自身の市でも、お米から手掛けたいと市に相談したのですが、難しいとかわされてしまいます。

→現在、本市では連携自治体内にあるJAや農家・自治体等の関係者で構成する委員会等と
契約を締結しお米を購入しています。

 連携自治体内に複数のJA等の購入先がある場合は、連携自治体に購入先の選定を行っていただいているところです。

 このように、自治体同士が考え方を共有し、顔の見える関係性をもって連携することが流通をシンプルにすることにつながっていると考えます。また、前述の関係性があるからこそ残留農薬の確認等の品質管理をきちんと実施していただけているのだと考えています。

③オーガニック給食の政策に対してオーガニックにそこまで興味のない市民の方からの理解はどう得られているのでしょうか?税金をわざわざオーガニックの給食費に使う、など市民の方の意識改革までもされたりしているのでしょうか?
自分の子どもを通わせる予定の保育園にオーガニック給食のことを一度話してみたいなと思っているので、
興味のない人を動かす何かヒントになればいいなと思い質問しています。

→講演の中でもお話したとおり、物価高騰が続く中、食品価格は上がり続けると予想しています。そのような状況の中で給食費を無償化することは持続的ではなく、市費を投入するのであれば、まずは将来を担う子どもたちが毎日口にする給食の質を向上させることが重要だと考えています。

 市議会議員や市民の皆様の中には、先に無償化してほしいとのご意見など、様々な考え方を持っている人がいますが、1年間の市政運営の方向性を示す「施政方針」や市民の皆様から直接意見を聞くタウンミーティング、自治会等で開催される勉強会などあらゆる機会を通じて、この考え方について説明しているところです。

 人の考え方を変えることは難しいですが、丁寧に説明し理解を求めるよう努めています。

④自身の住む市長にオーガニック給食を取り入れようと思わせるためには市民としてどの様なアプローチが効果的でしょうか?

→市民の代表である市議会議員の中で、同様の考え方を持っている人を探し、その人 に相談して一緒にオーガニック給食の導入について訴えていくのが効果的だと考えます。

 市議会議員は、年4回開催される市議会において、市の仕事全般の疑問点を聞く「一般質問」をすることができます。
この機会をとらえて市議会議員から市の考え方を聞き出し、要望を伝えてもらうという方法や市議会議員と一緒に市の担当課に相談に行くという方法があると考えます。

 まずは、お住いの自治体の市議会を傍聴し、同様の考え方を持つ市議会議員を探すことから始めてみてはいかがでしょうか。

⑤神戸市の給食はセンター式が多いのですが、オーガニック給食の実現は難しいでしょうか?

→センター方式だからといって導入が難しいというわけではないと思います。

 食材の価格が高くなることで給食費が上がる点、神戸市という大きな自治体で安定的にオーガニック食材を確保できるかという点、それらについて学校給食会の理解を得ることができるかという点をクリアしなければならないのではないかと考えます。

⑥素晴らしいお話ありがとうございました。今日聞けなかったたくさんの友人にぜひともお話を共有したいのですが個人で市長をお呼びしてお話会を開催することは可能でしょうか?また、可能な場合どちらに連絡させていただけばよいでしょうか?

→非常にありがたいご要望をいただき感謝いたします。個人の方から同様の依頼を多くいただくのですが、あいにく平日、土・日・祝日とも公務が多忙で、すべてお断りしている状況です。

 今回のように団体様からの依頼があった場合についても、当該団体の活動目的や講演会の開催目的などをお聞きしたうえでお受けするかどうか判断しているところです。

 なお、今回の講演についてはYouTubeにてアーカイブ配信すると聞いておりますので、主催者に確認していただければと思います。

⑦現在私の市の中学校給食はセンター方式で、加工品をしているのが現状です。フランスの事例を聞くと、手作りをすることでコストはそのままで、味は良くなったとのこと。しかしながら、時間や人的能力の限界があり難しいと言われます。打開策はありますか?

→給食の実施方式についてはそれぞれの方法でメリットとデメリットがあり、どこに重点を置くかによって判断が異なってきます。

 ご指摘のとおり、自校調理にすると人件費や光熱水費などコスト面や人材の確保といった課題があると思います。

 一方で、本市では、これまで中学校給食を民間事業者に委託していましたが、食育や災害対応の観点から自校調理に変更する予定です。